耳鼻科の小部屋 副院長のつぶやき

明けましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

昨年1月17日に開院してはや1年近くになりました。これまでいろいろなかたに支えられてやってこれました。スタッフ一同心から感謝しております。ありがとうございました。

この1年で最高齢100歳から小さなお子さんまで患者様の幅が広がりました。最初は泣いて診察椅子にも座れなかった子が、カーテンから顔をのぞかせてくれるようになり、そのうちタタタッと走ってきてひとりで座って鼻処置させてくれるまでになったり、短い1年でもお子さんの成長ぶりは目覚ましいものがあり、私たちスタッフも驚いています。大泣きしても処置が終わると涙目でバイバイしてくれた子たちの顔を思い出すと、今年もさらに研鑽を積みと気を引き締め診療にあたらねば、と思っております。

こんなことで受診していいかなあという遠慮は無用です。当院で出来る限りはご相談にのります。

本年も堀口歯科・耳鼻いんこう科医院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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花の力

11月ですね。寒くなりました。だんだん日が暮れるのが早くなりましたね。医院の前の通りは通学路となっていますのでなるべく看板を早く点灯し小中学生の帰路を明るくしたいな、と思っています。

最近待合室や玄関にお花を飾っています。ほんの1輪あるだけでも明るくなりますね。最近は寒くなってきたので暖色系の花を好んで選んでます。最近の花は赤いダリアやオレンジの鶏頭の花(子供の頃は毛糸の花だと思ってました(^0^))、スプレーバラなどでした。時折患者様にも楽しんで頂いているようです。大学病院時代は花を飾るなんて考えもしない生活でした。今は枯れないように診療終了後にちゃんとお世話しています。これが以外に楽しく診療終了後の私のほっとする時間なのでもありますが、世話といっても茎の水切りと水のとりかえ、市販の維持液を足すくらいでたいしたことはしてません。茎が痛むと短く切り、枯れた花だけを除いて小さな器に変え、受付カウンターに置き場所を変えたりして、なるべく長く飾れるよう工夫しています。

生花店に行くと「この花長持ちしますか〜?」と必ず聞く私を知る母は、単に貧乏性と思っているらしいです(ーー;)が、毎日見ていると切り花でも小さなつぼみが開いたり、丸まっていた葉が開いたりと変化がみられるんです。花の命はほんとに短し、ですが、地面に根付いていなくても与えられた場所で精一杯生きている姿がなんともかわいく思えて簡単には捨てられないのです。

本来花は地に咲くのが最も自然で、人のために切られ、違う場所に持って来られ曲げられたり立たされたりする生け花はどうも好きではありませんでした。(生け花をされている方ごめんなさい、あくまでも私の個人的意見です。)でも、花を飾るようになってからは与えられた環境を受け入れ、なおかつ見る者に癒しと元気を与える花の力ってすごい、と思うようになりました。

これからも予算に見合い、かつ長持ちする花を探し求め(やっぱり貧乏性かあああ……¥(@0@))、できるだけ玄関、待合室を明るくしたいと思います。そして夕暮れ時に外から見える医院の窓が明るく、少しでも子供たちの帰路を照らせたら、と思うこの頃であります。

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新学期ですね~☆

 新学期始まりましたね~☆ 今年の夏、小松は1度だけですが、全国1位の暑さを記録したため(たしか37度越え(~~;))ニュースに出ました。その前後でクーラーをかけだしたころから鼻汁が多くなったというお子さんがよく受診されました。その中でやはりアレルギー性鼻炎が多かったように思います。夏のアレルギーの原因としては、ハウスダスト以外に空調のカビ、それから蚊や蛾などの虫の死骸などが割合多いようです。

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大学病院勤務時代はあまり行いませんでしたが、今年開業してからはアレルギー性鼻炎かそうでないかを簡易に判定するのに鼻をラップにかんでもらって鼻汁を採取してガラス板に付け、染色液で染めるという検査を行っています。簡単に検査ができ、小さいお子さんでも鼻水さえあれば検査可能です。アレルギー性鼻炎であれば赤く染まった細胞が顕微鏡下でみられます。ただし診断率は100%ではなく、原因までは特定できません。また蓄膿があると、ばい菌に対する細胞も検出され、ごちゃまぜになることもあります。アレルギー性鼻炎でも鼻閉型の場合、鼻水が採取できなくて検査できない場合もありますが、簡単に検査ができるので春の花粉症シーズンに次いで多く検査を行いました。

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また、夏痩せをして体重減少したため「耳がつまった感じがする、自分の声が響く」という耳管開放症状がでたかたも受診されました。耳鼻科医にとっては冬はインフルエンザや扁桃炎に加えて鼻血強化月間です。春は花粉症シーズン、それ以外はわりと静かですが、季節や気候によって受診のきっかけとなる原因疾患が多少はかわってきます。やっぱり人は自然の影響を受けずにいるということはできないのですね。そして今年こんなに猛暑であったにもかかわらず、ちっとも、ただの500gも夏痩せせずに過ごせたことは、神サマに感謝しなくてはいけないのですね…。

 

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祖父の補聴器

金沢のお盆は7月15日です。大叔母のお墓が金沢にあり、子供の頃はよく祖父と一緒にお墓参りにいきました。横安江町のアーケードを抜けると右手に「林やのお茶」、通りをわたると「肉の長谷川亭」。その奥の小さなお寺です。お寺の前の店でキリコを買ってお花と一緒にお供えします。                       

祖父が元気な頃は毎年一緒に行って帰りに名鉄丸越(今は「エムザ」というかっこいい名前になってますが、昔は丸越デパートといいました。 年齢わかっちゃうかも(^^;))のレストランでお子様ランチを食べておもちゃを1つ買ってもらうのがとても楽しみでした。
祖父は小松市丸の内町で金庫製作所を営んでいました。工場の騒音でだんだん耳が遠くなってきたので、私が学生の頃、補聴器をプレゼントしました。 でも、しばらく使ってそのまま茶箪笥にしまいこんでしまいました。「補聴器使わんの?」と聞くと「大事な補聴器やし壊したらいかんから大事にとっておくんや」と言っていました。 当時の私は医学部学生でしたが、補聴器の知識など無く販売店で勧められるものをそのまま購入したので、今にして思えば祖父の聴力にあわなかったのではないかと思います。祖父は家族が話している姿をながめてはいつもニコニコしていました。ときどき祖母が大きな声で会話の内容を祖父の耳元で話すと大きくうなづいて遅れて笑っていました。

診療中、患者様のご家族でご高齢の方の補聴器について相談を受けることがあります。せっかく高い補聴器を買ったのに使っていない、というお話を聞くと 私は祖父のことを思い出します。そして今なら祖父の聴力に見合った補聴器を選ぶことができるのにな、とふと思ったりします。
祖父が亡くなって10年以上経ちます。亡くなるずいぶん前から私は勉強や仕事が忙しく、いつの間にか一緒にお墓参りに行くこともなくなりました。
患者様の補聴器相談のとき、必ずその方が家族と一緒に話をしている姿を想像します。それが、検査と同じくらい大切であることを祖父がおしえてくれたのだと思っています。

 

 

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お旅祭り

小松はお旅まつりが終わり、静かになりました。 お祭りは、曳山での子供歌舞伎と家をまわる子供獅子が有名です。お祭りの間あちこちから笛や太鼓のお囃子が聞こえてにぎやかでした。今年開院してはじめての獅子舞、一番乗りは栄町でした。続いてわが末広町(子供獅子コンクール連続優勝おめでとう!)、本鍛冶町、錦町などが舞ってくれました。どの町もとても上手で、礼儀正しく元気な子供獅子により、医院の厄払いに加え、パワーもいただきました。ありがとうございましたv(^^)v。お祭りのたった3日間のために子供は1か月前から練習を始めます。笛は小学生、太鼓と獅子頭は中学生の担当ですが、ふだんやや頼りなげに見える男子が、えいっとばかりに重い獅子頭を持ち上げ、一生懸命取り組む姿をみると日本はまだまだ大丈夫!って気がしてきます。(ちょっと大袈裟?…(^v^)) お祭りが終わると中学生は中間試験ですね。「だり~(だるい~)」って声聞こえてきそうですが、がんばってください(^0^;)
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お花見してきました。

お花見してきました。開業して3ヶ月、医院を支えてくれたスタッフの慰労会も兼ねたささやかなお花見会です。現在スタッフはナース2名、受付2名、助手1名、歯科衛生士1名です。開業前には沢山研修をしました。電子カルテ、医療機器、接遇、掃除etc….大変だったと思いますが、よくぞついてきてくれました。現在医院が成り立っているのもスタッフみんなのお陰と思っています。ありがとうございます(^^)。花は末広公園の3本桜(ローカルでしょ)、もちろん花より団子で5時からスタートの宴会、気づいたら9時、女子会恐るべしです。桜は満開ですが、うちの医院はまだまだかわいいつぼみです。皆様から愛される医院に成長していきたいと思っています。みんな、がんばろうね〜〜。
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TVとぬいぐるみ

うちの医院にないものです。夕方は子供番組やアニメを流しておけば子供さんも退屈しないかもしれません。でもうちは置かないことに決めました。夕方になると仕事帰りのお母さんが子供さんを連れて来られます。TVがない待合室をそっと覗くと、お母さんと子供さんがソファでおしゃべりしています。「学校どうだった?」「咳学校ででた?」「今日はね...」別のお母さんと子供さんは絵本を一緒に見ています。お仕事や家事で忙しいお母さんと子供さん、うちの待合室にいるほんの少しの時間ですが、TVは見ないでお互いの顔を見合ってお話しをする時間にしてほしいな、と思っています。ぬいぐるみは、どんなにお掃除してもほこりの原因になるので置いてません。ごめんなさい。そのかわりに折り紙を置いてますのでぜひお子さんだけでなく、大人の方もやってみてください。ちなみに私はできると思ってやってみましたが、案外忘れていて折れませんでした(^^;)。結構頭の体操になります...。
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はなたれ小僧様

甥が寝る前に「お話読んで」と持ってくるお気に入りの本のなかに「はなたれ小僧様」という昔話があります。鼻をたらしたわらしべ神さまがずるっと鼻水をすするたびに小判や宝物がザクザク降ってくる、という面白いお話です。甥は大喜びで昔話を聞いていますが、耳鼻科医の私としては、鼻水をずるっと1回すすると…と読みながら”あー、滲出性中耳炎が悪くなるよー”とか、”鼻水がのどに落ちて痰になっちゃうよー”と、ついつい思ってしまいがちです(笑)。耳鼻科では子供の鼻汁をオリーブ管(先端がオリーブの実のような形をしている管)で吸引します。しかし、幼児でまだ鼻が上手にかめないお子さんの場合、私は細いチューブを使ってのどの奥まで落ちた鼻水まで吸引するようにしています。のどに落ちた鼻水は夜間の痰やせき込みの一因となることがあるからです。子供さんはいやがりますが、チューブが細いので実際は痛みなく 夜間の咳も減少し、保護者のかたにも喜ばれます。
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2月になりました。

2月になりました。恵方巻き食べるの忘れましたが、豆まきはしました。依然インフルエンザ警報出てますね。A型が主流です。最近のインフルエンザ検査試薬は性能がよく10分前後で診断でき、迅速です。インフルエンザ治療薬も進歩してますが、かからないようマスク、手洗いでの予防が第一!(^^)!。また、最近多いのは女性の方で味覚障害を訴えるかたもいらっしゃいます。原因は様々ですが、血液のミネラルのバランスが崩れても味覚障害がでます。亜鉛、銅、鉄分などが主です。この季節に美味しくなる牡蠣には亜鉛が多く含まれています。
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