花の力

11月ですね。寒くなりました。だんだん日が暮れるのが早くなりましたね。医院の前の通りは通学路となっていますのでなるべく看板を早く点灯し小中学生の帰路を明るくしたいな、と思っています。

最近待合室や玄関にお花を飾っています。ほんの1輪あるだけでも明るくなりますね。最近は寒くなってきたので暖色系の花を好んで選んでます。最近の花は赤いダリアやオレンジの鶏頭の花(子供の頃は毛糸の花だと思ってました(^0^))、スプレーバラなどでした。時折患者様にも楽しんで頂いているようです。大学病院時代は花を飾るなんて考えもしない生活でした。今は枯れないように診療終了後にちゃんとお世話しています。これが以外に楽しく診療終了後の私のほっとする時間なのでもありますが、世話といっても茎の水切りと水のとりかえ、市販の維持液を足すくらいでたいしたことはしてません。茎が痛むと短く切り、枯れた花だけを除いて小さな器に変え、受付カウンターに置き場所を変えたりして、なるべく長く飾れるよう工夫しています。

生花店に行くと「この花長持ちしますか〜?」と必ず聞く私を知る母は、単に貧乏性と思っているらしいです(ーー;)が、毎日見ていると切り花でも小さなつぼみが開いたり、丸まっていた葉が開いたりと変化がみられるんです。花の命はほんとに短し、ですが、地面に根付いていなくても与えられた場所で精一杯生きている姿がなんともかわいく思えて簡単には捨てられないのです。

本来花は地に咲くのが最も自然で、人のために切られ、違う場所に持って来られ曲げられたり立たされたりする生け花はどうも好きではありませんでした。(生け花をされている方ごめんなさい、あくまでも私の個人的意見です。)でも、花を飾るようになってからは与えられた環境を受け入れ、なおかつ見る者に癒しと元気を与える花の力ってすごい、と思うようになりました。

これからも予算に見合い、かつ長持ちする花を探し求め(やっぱり貧乏性かあああ……¥(@0@))、できるだけ玄関、待合室を明るくしたいと思います。そして夕暮れ時に外から見える医院の窓が明るく、少しでも子供たちの帰路を照らせたら、と思うこの頃であります。

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