さよなら絵本たち

久しぶりに更新です。新型コロナのため当院でも慌ただしく1日が過ぎて行きます。感染の機会を減らすため早くから受付窓口は下方少し隙間を空けて透明ビニールを張り、院内は患者さんを含めマスク着用義務、問診用紙を記載する前には手指消毒を徹底、熱があったり流行地域に行った方は診察時間をずらしていただくなど、患者さんにはご理解、ご協力をお願いしております。また当院のスタッフもよく頑張ってくれており、日々支えられていることに感謝しつつ診療を継続しています。感染拡大予防のため待合室に置いていた絵本もすべて撤収しました。待ち時間に楽しそうに絵本を読んでいたり、順番が来て呼ばれてもほかの子に取られたくなくて大事そうに診察室まで絵本を抱えていた子供たちの姿を思い出すととてもさみしくなりました。普段からスタッフが診察終了後に絵本をきれいにアルコールで消毒してくれてましたが、今回も丁寧に拭いて収納庫に片づけてくれました。絵本のない待合室は色があせて見え一気に殺風景になってしまいました。

「命より経済」という愚かな政治家たちの誤った判断で待合室から絵本が消えてしまう事態になった事を私は心に刻みました。しばらくは絵本たちとさよならです。でも近い将来必ずまた白い本箱に戻して、子供たちに喜んでもらえる日が来るように頑張りたいです。

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